リウマチ

リウマチについて知ろうその1

みなさんも、ご存知の病気でリウマチというものがありますよね。
リウマチと言えば、手が痛くなったり、足が痛くなったり、ひどい場合は指
が曲がって生活に支障が出るケースもあります。また、足の骨が変形してし
まい、歩くことが困難になるケースもあります。
リウマチは膠原病の一種であり、お年寄りのかかる病気と言うイメージがあ
りますが、そんなことはありません。リウマチにはいろいろな種類がり、若
いうちに発症する若年性のリウマチもありますので、年齢が低いからと言っ
て安心はできません。
そして、30 代や40 代でも発症する人が多く、意外と高齢者に限った病気で
はないのです。どの病気もそうですが、特にリウマチは発症時にすぐ治療が
スタートできれば、より効果的だと言われていますので、リウマチの疑いが
ある方は、早めに病院での受診をお勧めします。
リウマチはお年寄りがかかる病気だと誤解していると、若い方で、手足にそ
のような症状が出たとしても、「まさか自分がリウマチになるには早すぎる」
と勝手に思ってしまうでしょうから、リウマチに関する正しい知識を持って
いることが大切ですよね。

また、膠原病の代表的なものとして、関節に痛みが出る、関節リウマチなど
があげられます。指を始め、体中の関節が痛くなる症状が出ますが、風邪を
ひいて熱が出たときに体が痛くなる症状と似ていますので、自分では「風邪
で体が痛いのかな?」と誤解してしまうケースも多いです。

リウマチについて知ろうその2

そして、風邪薬を飲んだら、なんとなく症状も引いたので、「やっぱり風邪
だったんだ」と思う人がほとんどなのですが、実は関節リウマチが発症して
いたということも考えられます。この関節リウマチが、どうして起こるのか、
実はその直接の原因はわかっていません。
例えば、病気って、原因が必ずあるものですよね?ある疾患については、特
定の食べ物を食べ過ぎた結果、起ったとか、運動不足で、ある疾患になると
か、体の一部分を酷使したために病気になるとか、原因がありますよね。
ですが、残念ながら、関節リウマチや、リウマチについては、現代の医療に
おいても、不明な点が多いです。ただ、わかっていることは、体の免疫シス
テムに障害が出たため、発症するということです。
特に関節リウマチの場合は、関節のなかにある「滑膜」という組織に炎症が
起きています。これは、関節の内面を覆っている膜のことです。ここに慢性
的な炎症が起こったことによって、関節が腫れたり、痛みが出たりします。
みなさん、炎症という言葉は、よく聞く言葉ですし、ご自分でも使うことが
多い言葉ですが、炎症について、詳しい内容を正しく知らない方が多いので、
ここでご紹介しておきますね。

そもそも、「炎症」」と呼ばれているものは、体内の組織がダメージを受けた
ときに、それをなんとか修復しようとする反応です。
例えば、私たちのからだが、菌に感染してしまうと、体内では、すぐに白血
球などの免疫細胞が働きます。

 

リウマチ

リウマチについて知ろうその3

細菌をやっつけたり、除外しようとしたりするので、白血球のおかげで、私
たちはさまざまな病原菌から守られています。
このような働きがあるので、ダメージを受けた場所は、この免疫システムが
炎症を起こさせ、組織を修復しようとしています。
そして、関節リウマチで炎症が起こることも、実は免疫反応ではないか、と
考えられています。ですが、どうして炎症が起こるのかは、不明です。
炎症とは、自分の身体を守るため、外から侵入した菌などを、免疫システム
が排除しようとしている動きだと考えられます。
また、体の一部なのに、異物と間違えて、攻撃している、自己免疫反応とも
言えます。これらの疾患は総合して、自己免疫疾患と呼ばれていて、リウマ
チもそのひとつであり、このように原因が、はっきりしていないのです。
そもそも、膠原病自体が、自己免疫疾患から起こる病気です。膠原病につい
てはリウマチ同様に、はっきりした原因が解明されていません。
また、膠原病は国の特定疾患に指定されています。膠原病は、体中の膠原繊
維に炎症が起こる病気です。
骨、関節、筋肉などがこわばったり、痛みを起こしたりする、リウマチ性疾

患というものがあります。また、体のコラーゲン線維において、免疫反応を
引き起こしてしまう、自己免疫疾患もあります。
このコラーゲン線維とは、聞きなれない言葉ですが、細胞と細胞をつなげて
いる結合組織なので、皮膚や、関節、血管、筋肉、臓器など、その構造を支
えているものです。

リウマチについて知ろうその4

このため、自己免疫に問題があり、免疫系の攻撃により、膠原繊維がダメー
ジを受けると、皮膚を始め、関節、筋肉など、体中に症状が出ます。リウマ
チ患者の手足の痛みや、部分のこわばりなどは、この代表的な例でしょう。
膠原病患者の血液の中には、体の成分に対して、自己抗体が多く存在してい
るそうです。そして、リンパ球でさえも、自分の細胞や、自分の組織を攻撃
してしまうそうです。
本来ならば、自分の身体を守ってくれる免疫システムが、身体を攻撃してし
まうようになるという、信頼できる味方が、敵に回ってしまうという、とて
も怖い疾患ですよね。
しかも、原因が特定できないということですから、膠原病やリウマチから身
体を守るために、すべきこともわからない状態です。
ただ、自己抗体を比較的、作りやすい体質というものがあって、これは遺伝
すると言われています。この因子を最初から持っていて、さらに、感染や、
過労、妊娠や出産、それから、外傷や紫外線などの、何らかの誘因がプラス
されると、膠原病の発症に繋がるのではないかと言われています。
自己抗体が作りやすいからだなのか、どうかも、自分で知ることも出来ませ

んし、ただ、遺伝の可能性があるということで、両親が膠原病の方は発症す
る可能性が他の人よりも高いということになるでしょう。
そうであっても、予防する方法もありませんので、リウマチが発症してしま
うか、どうかは、まったく運としか、言いようがないことがわかります。
リウマチ

リウマチについて知ろうその5

先ほど、免疫システムの話に出てきた白血球ですが、この中には、いろいろ
なものがあります。
例えば、好中球や、マクロファージ、ご存知のリンパ球もありますし、単球、
好酸球、好塩基球などが存在します。このリンパ球のなかには、T 細胞やB
細胞があります。
さらに、細かく説明しますと、T 細胞が主に異物を認識します。そして、B
細胞は免疫グロブリンを作り、武器として、異物を攻撃します。このシステ
ムが作動することによって、異物が消滅すれば、武器となる抗体も消えるの
が普通です。
ですが、リウマチ患者の体内には、異物が消滅しても、ずっと消えない抗体
がいたり、攻撃対象ではないのに、自分の体を攻撃したりする抗体がいるこ
とが問題です。
この武器が、リウマチ患者の7 割に見られる、リウマトイド因子なのです。
リウマチ因子とも呼ばれていて、これが、先ほどの異物を攻撃する武器です。
7 割と言うことは、残りの3 割の方が、リウマトイド因子が陰性でありなが
ら、リウマチの症状が発生しているということになりますね。

また、リウマチ因子は、加齢や炎症などで発症するといわれています。65
歳以上の人では、たとえリウマチになっていなくても、1 割の人が、リウマ
ノリウマトイド因子は陽性になっているそうです。
それから、リウマチを発症していないのに、リウマトイド因子が陽性な方も
いるそうです。ですから、血液検査で、リウマトイド因子が陰性であっても、
陽性であっても、どちらでもリウマチの可能性があるということですね。

リウマチについて知ろうその6

ですから、リウマチと診断されるかどうかは、血液検査、プラス、その人に
出ている症状によるということでしょう。
例えば、手足の関節の痛みや、体の痛みを訴えている人がいて、自分で「リ
ウマチかな?」と思って、病院に行ったとします。ですが、そこで血液検査
を受けたところ、「リウマトイド因子が陰性」だっとします。このような場
合も「自分はリウマチではなかった」と、安心は出来ないということなので
すね。
実際に、リウマチが発症した最初のころでは、陽性反応が出にくい場合もあ
るそうです。数ヶ月して、同じ検査をしたら、リウマトイド因子に陽性反応
が出たというケースもあるくらいですから。
また、反対に他の検査をしていて、偶然見つかった、「リウマトイド因子の
陽性」があっても、健康で問題ない方でしたら、リウマチ患者ではないとい
うことなのでしょう。このようなこともあり、とても診断が難しい病気だと
思います。
ですから、症状を訴えてみたところで、専門医以外はわかりにくいと思いま
す。内科の病院で、血液検査をしてみても、リウマチ因子が陰性だったので、

風邪による、体の痛みだと誤診されるケースもあるでしょう。
また、整形外科などでは、レントゲンで見ても、関節も骨も異常がないとい
うことで、痛み止めのお薬を処方されて、しばらく様子を見るケースもある
でしょう。このようなことを繰り返して、早期の発見が遅れることがとても
残念なことです。
ですから、もし、リウマチの症状があったら、出来るだけ早く、膠原病の専
門医にかかりましょう。内科や整形外科を転々と回って、最終的に専門医を
紹介されたら、お金も時間も無駄になってしまいますからね。
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